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自民・石原氏、首相に問責2閣僚の交代要求

2012年5月21日 17:48
自民・石原氏、首相に問責2閣僚の交代要求

 「社会保障と税の一体改革」をめぐる衆議院特別委員会は、21日午後から野党の質問が始まり、本格論戦がスタートした。自民党・石原幹事長は、問責決議を受けた2人の閣僚を交代させるよう野田首相に改めて迫った。

 石原幹事長「残念ながら野田政権の中には、2人の問題の閣僚がいる。そんなことでは、この2人に関係する委員会での審議はできませんよ。この問責閣僚、更迭するつもりがあるのか、ないのか」

 野田首相「一つの院の判断ですので、そういう判断が出たことに対して、大いに反省しなければいけないと思う。特に問責を受けた2閣僚については、『大いに反省すべきところは、反省しながら対応するように』と申し上げているところで、そういう形での職責を果たしていただきたいと思っている」

 石原幹事長「あなたの決断がない限り、何も前に進まない」

 また、石原幹事長が「会期内での成立に首相が政治生命をかけると言ったことに揺るぎはないのか」とただしたのに対し、野田首相は「この国会中に与野党で真摯(しんし)な議論を経た上で、成案を得る、成立をさせる、という思いは揺るぎない」と強調した。