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安保特別委で議論 「徴兵制」巡り野党追及

2015年6月19日 18:03
安保特別委で議論 「徴兵制」巡り野党追及

 安全保障関連法案を巡り野党側は19日、衆院・安保特別委で菅官房長官に対し、今後、憲法解釈を変えれば徴兵制も可能になるのではないかと追及した。

 民主・辻元清美議員「安全保障関係の法案について、合憲という学者の方いらっしゃいますかということで、(菅官房長官は)具体的には3名の方のお名前を挙げました。そしたら3名とも、徴兵制は憲法違反とする政府の解釈は間違いであると主張されている方でびっくりしたんですよ、ご存じでした?」

 菅長官「そのことを私は知りませんでした。あくまでも憲法学者の一つの意見だろうと思っています」

 また、菅長官は「徴兵制は憲法上、許容されるものではない」と述べ、今後も認められないとの認識を示した。

 一方、集団的自衛権について、横畠内閣法制局長官は「仮に毒きのこだとすれば煮ても焼いても食えないし、一部分をかじってもあたる。ふぐだとすれば肝を外せば食べられる」と例え、集団的自衛権の限定的な行使は憲法違反ではないと説明した。