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与野党 衆院選挙制度改革協議が物別れ

2012年6月18日 21:44
与野党 衆院選挙制度改革協議が物別れ

 18日、衆議院の選挙制度改革に関する与野党の幹事長・書記局長会談が開かれ、民主党が示した案に野党側の理解は得られなかった。このため、民主党は単独で法案を国会に提出した。

 衆議院の選挙制度改革について、民主党・輿石幹事長は、「一票の格差」是正のため小選挙区を5議席削減、比例代表も40減らして140議席とし、そのうちの35議席に連用制を導入するとの案を示し、野党側に理解を求めた。しかし、依然、各党の間で意見の隔たりは大きく、会談は物別れに終わった。

 これを受け、民主党は会談後、単独で法案を国会に提出した。自民党・石原幹事長は「一方的に数をもって、自分たちの制度をごり押しするという与党の態度には強い憤りを覚えている」と述べた。

 民主党が単独で法案を提出したことに、野党側は強く反発しており、今後の審議は難航しそうだ。