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陸自パラシュート部隊が降下訓練始め

2013年1月13日 17:47
陸自パラシュート部隊が降下訓練始め

 陸上自衛隊のパラシュート部隊である第一空挺(くうてい)団が13日、千葉・八千代市で新年恒例の降下訓練始めを行った。

 第一空挺団は自衛隊で唯一のパラシュート部隊で、今回の訓練は、初めて、離島防衛をテーマに演習場を島に見立て、侵入した敵部隊を撃退するというシナリオで行われた。有事の際は、自衛隊の中核となる精鋭部隊の第一空挺団の隊員は、高度1400メートルから正確に目標地点に降下し、ヘリコプター部隊などと連携して敵部隊を制圧する訓練を行った。

 中国による沖縄・尖閣諸島への領海・領空侵犯などが相次いでいることを受け、小野寺防衛相は「安全保障環境は一層厳しさを増している。あらゆる事態に対応できるよう、能力を向上してもらいたい」と激励した。