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新年恒例の降下訓練始め 陸自第1空挺団

2015年1月11日 19:28
新年恒例の降下訓練始め 陸自第1空挺団

 陸上自衛隊唯一のパラシュート部隊である第1空挺団が、千葉・習志野演習場で新年恒例の「降下訓練始め」を行った。

 訓練は、沖縄・尖閣諸島周辺での活動を活発化させる中国を念頭に、「離島防衛」をテーマに行われた。有事の際に中核となる精鋭部隊の第1空挺団が、島に見立てたエリアに次々とパラシュート降下し、攻撃ヘリ「アパッチ」などとともに敵を制圧する作戦を披露した。

 一方、自衛隊出身の中谷防衛相も高さ11メートルの訓練塔から降下訓練に挑戦した。

 中谷防衛相「訓練始めですから、リーダーシップを持って率先垂範の意気込みで飛び降りました」

 中谷防衛相はまた、隊員らに対し「日本を取り巻く安全保障環境は、厳しさを増している。優れた即応能力を持つ部隊が存在することが国民の安心につながる」と訓示した。