陸上自衛隊は、２２日からフィリピンで行われるアメリカ軍とフィリピン軍の共同訓練に陸上自衛隊員４人を初めてオブザーバー参加させると発表した。

　訓練は、フィリピンと中国が領有権問題を巡って激しく対立する南沙諸島に面するパラワン島で行われ、沖縄に駐留するアメリカ海兵隊の他、普天間基地所属の新型輸送機ＭＶ２２オスプレイも参加する予定。

　今回、自衛隊員は実際の訓練には参加しないが、中国による強引な海洋進出を背景に、フィリピンとは離島防衛に関する問題意識を共有することから、将来の共同訓練への参加の是非について検討する方針。