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与党、格差是正26日までの衆院通過目指す

2013年4月12日 18:59
与党、格差是正26日までの衆院通過目指す

 政府は12日、衆議院選挙の一票の格差を是正するため、小選挙区を5つ減らして区割りを変更する法案を閣議決定し、国会に提出した。この法案について政府・与党は、26日までの衆議院通過を目指している。

 閣議決定された法案は、5つの県で小選挙区の定数を3から2に減らし、計17の都県で区割りを見直すことで、一票の格差を現在の2.524倍から1.998倍に縮小するもの。

 石破幹事長「(0増5減は)昨年、民主党も自民党も公明党もみんなの党も、ごく少数の党を除いて、みんなで成立させた法案であり、それと一体不可分の区割り法案が出ているのだから、これはこれできちんと成立させなければならない」

 これに対し民主党など野党側は、さらなる定数削減など「選挙制度の抜本改革に関する与野党協議が行われない限り、審議入りには反対する」として反発している。しかし、抜本改革をめぐる与野党の主張の違いは大きく、政府・与党はまず、0増5減の実現を先行する方針。

 与党側は参議院で否決されても衆議院で「再可決」することも視野に入れ、26日までの衆議院通過を目指しており、与野党の駆け引きが激しくなる見通し。