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領空侵犯に備え「警戒航空隊」を発足へ

2014年3月29日 3:34
領空侵犯に備え「警戒航空隊」を発足へ

 防衛省は、南西諸島の防衛力を強化するため、来月、沖縄・那覇基地に警戒監視のための新たな航空部隊を発足させることを決めた。

 新たに那覇基地に配備される「警戒航空隊」は、中国の戦闘機などによる沖縄・尖閣諸島など南西諸島への領空侵犯に備えて、常時、警戒監視を行う部隊で、早期警戒機「E-2C」4機が配備される。来月20日に小野寺防衛相が隊旗の授与を行って活動を始める。

 また、これに先立って来月19日には、日本最西端の与那国島でも陸上自衛隊の沿岸監視部隊の配備に向けた着工式典を行う。2015年度末までに部隊を配備する計画。

 防衛省は、新たな防衛大綱に基づき自衛隊の空白地域に部隊を配備するなどして、中国の進出を念頭にした南西諸島防衛の体制強化を迅速に進める方針。