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選挙制度巡り与野党幹事長ら衆院議長と会談

2014年4月8日 22:29
選挙制度巡り与野党幹事長ら衆院議長と会談

 衆議院の選挙制度の見直しを巡り、与野党10党の幹事長と書記局長が8日、伊吹衆議院議長と会談した。

 これまでの与野党による協議で、自民・公明・民主など8党は議長のもとに有識者らによる第三者機関を設置し、衆議院の定数削減と一票の格差是正について協議していく事で一致している。一方、社民・共産両党は「第三者機関に委ねるのは国会の責任放棄だ」などとして反対している。

 こうした事態を受けて行われた8日の会談で伊吹議長はまず、共産・社民両党の意見を聞いた上で今後の対応について判断する考えを示した。

 伊吹衆院議長「社民・共産がどういう理由で(第三者機関に)委ねるのが嫌だと言っているのかよく聞いてみて、その結果をみんなに一度話をしてみようと」

 伊吹議長との協議について社民党は了承する一方、共産党はいったん、持ち帰った。議員定数の削減を含む選挙制度見直しを巡る議論が進展するのかどうか、依然、見通しは立っていない。