安倍首相は５日午後、内閣の最重要課題のひとつである地方活性化を推進するための「まち・ひと・しごと創生本部」の看板かけを行った。

　３日、内閣府に設置された「まち・ひと・しごと創生本部」は、これまで各省庁が個別に行っていた地方対策の総合調整役を担い、人口減少などの長期的な課題に取り組む。安倍首相は５日、職員を前に訓示を行った。

　安倍首相「どんどん現場に、地方に、地域に出て行ってもらいたいと思います。石破大臣のもとに一致結束して、素晴らしい日本の未来を、地域の将来を作っていただくことを期待しております」

　また、石破地方創生担当相も「霞ヶ関で考えていることと、現場との間に乖離（かいり）がある限り、政策も実行を得ない」と訓示した。政府は来週にも創生本部の初会合を開く予定。