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代表質問 基地問題や経済政策などただす

2015年2月18日 21:45
代表質問 基地問題や経済政策などただす

 参議院本会議では、18日も安倍首相の施政方針演説に対する代表質問が行われた。共産党の山下書記局長は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の辺野古への移設を中止するよう求めた。

 共産党・山下書記局長「(辺野古に)造られようとしている新基地は滑走路を2本持ち、強襲揚陸艦も接岸できる巨大な軍港、広大な弾薬搭載エリアなどを備えた最新鋭の巨大基地であり、これほど県民の意思を踏みにじる暴挙があるでしょうか」

 安倍首相「(沖縄の基地)負担軽減に取り組む政府の姿勢が民主主義に反するとは考えておらず、最新鋭の巨大基地建設との指摘は、まったくあたりません。引き続き、沖縄の方々の理解を得る努力を続けながら、(移設に)全力で取り組んでまいります」

 また、民主党の柳沢議員は安倍政権の経済政策などをめぐり、「総理は、強いものしか生き残れないという新自由主義のアメリカのような国に、日本をしたいのか」とただした。これに対し、安倍首相は「我々は新自由主義的に政策を進めていく考えはない」と述べ、経済の底上げをしっかり行っていく考えを示した。

 また、集団的自衛権の行使を限定的に可能にする安全保障法制に関わる法案について、安倍首相は「国民の理解を得るため、関連法案は一括して提出し、その全体像を示したい」と述べ、国会に法案をまとめて提出する考えを初めて示した。