アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、安倍首相と沖縄県の翁長知事とによる初めての会談が１７日午後、始まった。

　１７日午後１時半から始まった会談で、安倍首相は辺野古への移設が唯一の解決策、との立場を説明する。これに対し、翁長知事はあくまでも反対する考えだが、菅官房長官は会見で「安倍総理が直接知事と会談することに意義がある」と述べている。会談は翁長知事が求めていたもの。

　政府としては、これに応じることで県側との溝を少しでも埋めたい考えだが、政府高官は「きょうの会談で事態が大きく動くことはあり得ない」と話している。