海自護衛艦 「旭日旗」掲げ韓国へ
今月末に韓国で実施される多国間訓練について、浜田防衛相は海上自衛隊の護衛艦が、自衛艦旗である「旭日旗」を掲げて参加する予定だと明らかにしました。日韓関係改善の流れを受けた動きです。
外国軍の艦艇が他国に入港する際などには、国旗や軍艦旗など「国籍を示す標識」を掲示することが国際的な慣例となっています。
しかし自衛艦旗である「旭日旗」をめぐっては、2018年に韓国の文在寅政権が国民感情などを理由に、自衛艦旗を掲揚しないよう求め、日本側が艦艇の韓国への派遣を見送った経緯があります。
こうした中、浜田防衛相は、今月末に韓国の済州島沖で実施される多国間訓練に海上自衛隊の護衛艦が「国内法令等に則って自衛官旗(旭日旗)を掲揚して参加する」ことを明らかにしました。
日韓関係改善の流れを受けたもので、日韓両国は防衛交流の促進に繋げたい考えです。