内閣府のメール乗っ取り 2万件に不正送信
内閣府が使用しているメールアカウントが何者かによって乗っ取られ、不特定多数のアドレス約2万件に不正なメールが送られていたことが分かった。
内閣府によると、乗っ取られたのは内閣府がNPOからの問い合わせなどのために使っているメールアカウント。先月30日の未明にここから約2万件の不特定多数のアドレスにメールが送られたという。送られたメールの内容は送信者によってすでに消されていて、確認ができないという。
このアカウントは、大手IT企業の富士通が内閣府からの委託を受けて管理していたが、富士通の担当者がパスワードを推測しやすい簡単なものに設定していたため、乗っ取られた可能性が高いという。
内閣府は、メールアカウントを使用停止にするとともに、流出した個人情報がないか確認を進めている。