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“70年談話”安倍首相、公明に説明

2015年8月8日 0:27
“70年談話”安倍首相、公明に説明

 安倍首相は7日夜、公明党の山口代表らと会談し、来週14日に閣議決定する戦後70年の首相談話について説明した。

 会談には菅官房長官と自民・公明両党の幹事長も加わった。出席者は安倍首相が談話の考え方について説明し、「公明党側から異論はなかった」と話している。

 また、別の出席者は「安倍首相と公明党の意見に大きな違いはなかった。これを受け、首相がもう一度か二度か、考えることになるだろう」と話している。

 これに先立ち7日夕方に開かれた自民党の役員会で安倍首相は70年談話について「来週14日に閣議決定し、発表したい。私に一任してください」と求め、了承された。

 一方、6日に提出された有識者会議の報告書では「侵略」を明記したが、16人中2人の委員から異議が出ていた。これまでの国会答弁も踏まえ、現段階で安倍首相は過去の首相談話で使われた「侵略」の表現をそのまま踏襲せず、直接的には用いない方向で調整している。