岸田氏がモスクワに出発 日露外相会談へ
岸田外相は20日、ロシアのラブロフ外相と北方領土問題などについて協議するため、モスクワに向けて出発した。年内のプーチン大統領の日本訪問の実現に道筋をつけられるかが焦点。
岸田外相はモスクワで、ラブロフ外相と約1年7か月ぶりとなる外相会談を行う。会談で岸田外相は、北方領土問題進展の糸口を見いだして問題解決に向けた日露首脳間での対話につなげたい考え。
岸田外相「(北方領土問題をめぐる)平和条約交渉が中断している現状を打開する糸口をつかみたいと思っています。厳しい状況ではありますが、政治レベルでの対話なくしてこの問題は前進しないと考えています」
しかし、今年7月からはロシアの閣僚らによる北方領土への訪問が相次いでいるなど、年内のプーチン大統領来日実現に向けた協議は難航も予想される。