防衛相 新任務の実施内容などの策定指示
安全保障関連法が成立したことを受け、中谷防衛相は、自衛隊の幹部らに、新たに加わる任務の実施内容などを策定するよう指示した。
中谷防衛相は防衛省で開かれた安保法制整備検討委員会で「防衛省自衛隊が真摯(しんし)に新たな任務に向き合い、適切な実施体制の整備に最善を尽くすことが何よりも重要である」と述べた。安保関連法の成立により自衛隊は新たに、PKO(=国連平和維持活動)での「かけつけ警護」や、平時からアメリカ軍の艦船を守る任務などを担う。
中谷防衛相は、「関係国との協議を通じ、慎重に検討してほしい」と述べ、新たな任務に向け、アメリカ軍などとの訓練計画や、武器使用のルールなどを定めた「部隊行動基準」の策定を指示した。