任期満了に伴う大阪府知事選挙が５日に告示され、今月２２日の投票日へ向け「大阪維新」と「非維新」らが争う大阪ダブル選挙が幕を開けた。

　大阪府知事選に立候補したのは無所属で自民党推薦の新人、栗原貴子さん（５３）。地域政党・大阪維新の会公認で現職の松井一郎さん（５１）。

　栗原貴子候補「真面目に大阪、そして真当な大阪府を取り戻すためには、仕組みではなく中身です。役所の仕組みを変えれば大阪が良くなる、そのような制度論にはきっちりと１１月２２日で終止符を打たなければなりません」

　松井一郎候補「役所の中のお金の使い方、要は行財政改革なんです。（役所には）あまりにもなれあい、ぬるま湯、もたれあいで人がいっぱいいた。これでは役所の中ばかりに税金が使われて市民の皆さんに還元できないから、役所をちょっと厳しくしただけなんです」

　この他に、無所属で新人の美馬幸則さん（６５）も立候補している。

　今回の大阪府知事選挙は事実上、「大阪維新」と「非維新」が真っ向から対決する構図となっている。大阪では橋下市長の後任を決める市長選挙も８日に告示され、今月２２日の投票日へ向け２つの選挙戦が繰り広げられることになる。