首相、介護施設を視察「1億総活躍」実現へ
安倍首相は8日、子育て支援施設や、介護施設を視察し、1億総活躍社会の柱の一つとなっている「希望出生率1.8」や「介護離職ゼロ」の実現に取り組む姿勢をアピールした。
安倍首相がまず訪れたのは、妊娠、出産から子育てまでの切れ目ない相談などを行う子育て支援施設「わこう産前・産後ケアセンター」(埼玉・和光市)。この施設では、出産から間もない場合などは家庭に直接出向いて相談に乗っている。
安倍首相「(市の方から)訪問してもらうというのは非常に助かりますよね」
女性「はい、とても心強かったです」
また、安倍首相は、高齢者が要介護状態に陥るのを防ぐ介護予防や、要介護認定者の自立を促す施設「日生オアシス和光」(和光市)を訪れ、楽しみながらリハビリやトレーニングを続ける様子を視察した。
視察後、安倍首相は「出産への不安を相談する場所を増やし、そのための人材も増やしていく」「介護離職ゼロのためには、施設整備だけでなく予防も重要だと再認識した」などと述べ、「1億総活躍社会」の実現に向け、取り組みを強化する考えを示した。