安倍首相「1億総活躍社会を」総裁再選承認
自民党が24日、両院議員総会を開き、安倍首相の自民党総裁としての再選を正式に承認した。安倍首相は午後6時から会見を行い、「アベノミクス第2ステージ」として引き続き経済最優先で取り組む考えを強調した。
安倍首相「次の(任期の)3年間、私は未来を見据えた新たな国づくりを力強く進めていきたい。本日この日から、アベノミクスは第2ステージへと移ります。目指すは1億総活躍社会であります」
安倍首相はさらに、「新しい3本の矢を放つ」と述べ、3つの政策目標を掲げた。具体的には「経済最優先」として、昨年度に名目で約490兆円だったGDP(=国内総生産)について、600兆円にすること。また、「子育て支援」と「安心につながる社会保障」も挙げ、「出生率1.8」の実現と、仕事と介護の両立、「介護離職ゼロ」を実現するというもの。
来月上旬に行う党役員人事と内閣改造については、「大きな骨格は維持をしながら、バランスの取れた体制を整えていきたい」と述べ、谷垣幹事長ら主要な幹部を留任させる方針を示唆した。