“葬儀に香典”追及、証人喚問も~民主党
衆議院予算委員会は10日、安倍首相も出席して内閣改造後、初の国会審議となる閉会中審査を行っている。民主党は、高木復興相が法律で禁じられている選挙区内の葬儀に香典を出していた問題などを追及した。
高木復興相は、香典は私費から出し葬儀までに持参したもので公職選挙法に違反しないと、これまで説明してきたが、民主党の柚木道義議員は自らの調査では少なくとも3件は持参しておらず法律に違反し、高木復興相の説明は虚偽だと追及した。
柚木議員「最低、8件中3件は確認していますが、違法あるいは虚偽の発言ということになる」
高木復興相「いずれも私がそれぞれ亡くなられた方へ葬儀の日までに弔問にいき、私個人の私費で出したものであることにまちがいありません」
柚木議員「今の大臣のご答弁だと、私がうかがった話と明確に食い違う。大臣の方からもそれぞれの方に今おっしゃられた答弁も含めて整理して、この委員会に資料提出をお願いしたい」
また、高木復興相は自らの資金管理団体が選挙区内の葬儀に花を出していたことについても「後援会が人情をもって送ったもので、私は知らなかった」と改めて釈明した。さらに、一部報道で過去に女性の下着を盗んだと報じられたことについて高木復興相は、「そうした事実はない」と重ねて否定した。
ただ、柚木議員は納得せず、高木復興相に対しウソの証言をしたら罰せられる「証人喚問」を求めた。