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一票の格差「違憲状態」判決 与野党の反応

2015年11月25日 20:57
一票の格差「違憲状態」判決 与野党の反応

 去年の衆議院選挙での「一票の格差」をめぐる最高裁判所の「違憲状態」との判決について、衆議院の大島議長は25日、「真摯(しんし)に受け止めなければならない」と述べ、格差是正に取り組む考えを強調した。

 大島衆議院議長「この事(判決)を真摯に受け止めなければならないと思っています」

 大島議長はさらに、「最高裁の判決を各党各会派においても十分に理解をしつつ、一票の格差是正を図っていかなければならない」と述べ、各党の理解を求め、早期の格差是正に取り組む考えを強調した。衆議院では有識者らの衆議院選挙制度調査会が年明けにも格差是正などに向けた案を答申する予定。

 また、自民党の細田幹事長代行は判決を受け、今後の格差是正について、「法の下の平等と地方の意見をできるだけ国政に反映させるギリギリのラインはどこか、そういう議論をしていかないといけない」と述べた。

 一方、民主党の枝野幹事長は、「一票の格差是正に向けて政権党党首としてのリーダーシップはまったく見いだすことができない」と、これまでの安倍首相の姿勢を批判する談話を発表した。その上で、「安倍首相は次期通常国会で必ず格差是正と定数削減を実現する責任を果たすことを強く求める」としている。