共産・志位委員長、国会開会式に出席の意向
通常国会が年明けの1月4日に召集されるのを前に、共産党の志位委員長が24日、大島衆議院議長に対しこれまで出席を見送ってきた開会式に出席する意向を伝えた。
共産党は国会の開会式で天皇陛下がお言葉を述べられる事について、「憲法で規定されている天皇の国事行為から逸脱する」として過去30年以上にわたって出席を見送ってきた。
通常国会が年明けに召集されるのを前に、志位委員長は24日、大島議長に対し、これまでの方針を改め、開会式に出席する意向を伝えたもの。
理由について志位委員長は、「儀礼的・形式的な発言が慣例として定着したと判断した」などと説明した。その一方で、天皇陛下が高い席からお言葉を述べるやり方については、「憲法の主権在民の原則に反する」として改革が必要との考えを強調した。
共産党が方針を転換した背景には、党として現実路線をおし進めている事をアピールする狙いがあるとみられる。