「維新」が「元気」と参院で統一会派
「維新の党」と「日本を元気にする会」は7日、参議院で統一会派を結成した。維新の党は衆議院では民主党と統一会派を組んでおり、衆参で会派を組む相手が異なる、異例の状態となった。
維新の党・寺田参院議員会長「幅広く野党結集をしようという思い」
日本を元気にする会・松田代表「かねてからしがらみのない是々非々の政治を目指すと言ってきたが、共有できている」
新会派「維新・元気の会」は参議院で計9人の勢力となる。一方、維新の党は衆議院では将来の合流も視野に民主党と統一会派を組んでいるが、維新の党の寺田参議院議員会長は、「政治活動の実利を取った」と話している。その上で民主党との統一会派については「進行段階で、足踏みをしているだけ」と説明した。
ただ、7日に開かれた民主党の参議院議員総会では、維新の党が日本を元気にする会と統一会派を組んだことに対して、「安全保障関連法の採決で賛成した『元気』と統一会派を組むなんて、有権者にどう説明すればいいのか」などと反発する声が相次いだ。
今後の民主・維新両党の連携に影響が出てくる可能性もある。