民主党は１０日、両院議員総会を開き、維新の党と統一会派を結成する事を了承した。その一方で、出席者からは新党を結成すべきとの声が相次いだ。

　民主党の岡田代表は、すでに維新の党の松野代表との間で近く統一会派を組む事で合意している。岡田代表は「どうしたら国民に信頼される受け皿になり得るか、最善の道を選んでいきたい」などと理解を求めた。これについて出席者から異論はなく、正式に了承された。

　一方で、出席者からは、来年夏の参院選挙に向け新党を結成すべきとの声が相次いだ。

　民主党・篠原議員「岡田代表は看板を掛け替えただけではダメだと。しかし看板すら変えられなかったらスタートしないんですよ」

　また他の議員からも「参議院選挙では新党という形で戦うのが最善の形だ」といった発言が出た。これに対し岡田代表は「安易に自らの党を否定して国民に信頼されるという事ではない」などと慎重な姿勢を示した。