衆議院で審議している来年度予算案について、自民・民主両党は２３日、来月１日に本会議で採決することで合意した。予算案は今年度中に成立する見通し。

　自民・民主両党の国会対策委員長による会談で、自民党は来年度予算案を来月１日に本会議で採決する日程を提案し、民主党がこれを受け入れた。予算案は与党側の賛成多数で可決され参議院に送られる見通し。

　予算案は憲法の規定により仮に参議院で議決されなくても衆議院を通過してから３０日で自然成立することから、政府・与党が目指してきた予算案の年度内成立にメドが立ったことになる。

　自民・民主両党はまた、軽減税率の導入を含む税制改正関連法案や「赤字国債」を発行できるようにする特例法案もあわせて来月１日の本会議で採決することでも合意した。