×

金融庁、財務省、日銀 市場対応で意見交換

2016年3月2日 23:36
金融庁、財務省、日銀 市場対応で意見交換

 世界的に不安定となっている金融市場に対応するため、金融庁と財務省、日本銀行の3者による定期的な情報交換の初会合が行われた。

 初会合には金融庁の森長官、財務省の浅川財務官、日本銀行の雨宮理事らが集まり、財務省で開催された。会合では現在の金融市場の変動原因の分析や、それぞれの政策当局が取り得る政策手段について意見交換が行われた。

 菅官房長官は記者会見で、この会合を設置した狙いについて、「定期的に意見交換を行って、必要であれば適切に対応できるよう、より緊密な連携を目的とする」と説明した。

 政府関係者は「日銀のマイナス金利政策についても、影響を受ける銀行を所管するのは金融庁で、為替政策については財務省。政府として、その連携を強化する必要性を感じていた」と述べた。

 この会合は、今後、月1回のペースで開催されるという。