首相官邸で非常災害対策本部会議
首相官邸では16日午前5時から安倍首相も出席して、非常災害対策本部会議を開いた。安倍首相は「新たな地震の被災地域は広範囲で被害がさらに拡大する恐れもある」と述べた。
安倍首相「被災地域が広範にわたっており、今後被害がさらに拡大するおそれもある。自衛隊をはじめ対応にあたる実動部隊を大幅に増強し、住民の安全確保を最優先に被災者の救命救助、避難誘導、医療行為の提供などの災害応急対策に政府の総力を結集し取り組むこと」
会議の中で安倍首相は早急に正確な被害情報を把握すること、自衛隊など実働部隊を大幅に増強して災害応急対策に取り組むこと、住民に余震などの最新の情報をわかりやすくタイムリーに提供することなどを指示した。
こうした中、自衛隊は午前5時前、大規模な災害に対応するため8100人の隊員からなる統合任務部隊を編成した。そしてこの部隊を16日中に1万5000人、17日までに2万人に増強するという。
また安倍首相は、16日に予定していた被災地の視察を中止し官邸で情報収集と指揮にあたる方針。