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豪4兆円超の潜水艦開発…日本の受注ならず

2016年4月26日 14:27
豪4兆円超の潜水艦開発…日本の受注ならず

 オーストラリア政府は26日、新たな潜水艦の共同開発をフランスと行うことを発表した。日本の受注はならなかった。

 オーストラリア政府は日本円で総額4兆円を超える12隻の潜水艦調達を計画、日本、フランス、ドイツが受注に名乗りを上げていた。フランスは早い段階から潜水艦を現地で建造することで雇用創出につながるとアピールしていて、これが受注につながったとみられている。

 中谷防衛相は25日、オーストラリアのペイン国防相から「フランスの方がニーズに適合していた」と説明を受けたという。

 中谷防衛相「大変残念に思っております。理由につきましてはオーストラリア側に説明を求めて、今後その結果をしっかりと業務に反映していきたいと考えております」

 今回、日本が受注していれば新たな「防衛装備移転三原則」の下、初めての本格的な技術輸出となることから、選定については大きく注目されていた。中谷防衛相は今後も「オーストラリアが戦略的なパートナーであることは変わらない」と強調した。