安全保障関連法の廃止などを訴える憲法学者の小林節・慶応大学名誉教授が９日、夏の参議院選挙に比例代表から立候補する考えを表明した。

　記者会見した小林氏は民進党や共産党など既存の野党は反安倍政権の受け皿になりきれていないとした上で、「国民怒りの声」という政治団体を設立し、参院選に比例代表から立候補する考えを表明した。具体的な政策としては安保関連法の廃止や脱原発、言論の自由の回復などを掲げるとしている。

　小林氏「とんでもない法律ができてしまった。憲法違反であると同時に政策として愚か。最近の自民党政権の高圧的な強圧的な不思議な姿勢、それが一番問題だと思います」

　小林氏は政党に準じた選挙活動が行えるよう、１０人の候補者擁立を目指すという。