第二次岸田再改造内閣の発足を受け、岸田総理大臣は、会見を行い、物価高に対応するための経済対策を、来月中をめどにとりまとめた上で、補正予算案の編成を指示する考えを示しました。

岸田首相「物価高から国民生活を守るための対策、来月中をめどに取りまとめ、これを目指してまいります。補正予算の編成については、今申し上げた経済対策の取りまとめを行った後、その内容を踏まえて、しかるべき時期に指示を行いたいと思っています」

岸田首相は、また、衆議院解散の時期について問われたのに対し、「まず思い切った経済対策をつくり、早急に実行していくことを最優先に日程を検討していく。現時点ではこれ以上申し上げることはない」と述べるにとどめました。

一方、新しい内閣については「変化を力にする内閣」と名付けました。そして、「変化を力として閉塞感を打破し、“明日は今日より良くなる”と誰もがそう思える国づくりを一緒に行っていこう」と国民に呼びかけました。

歴代最多タイの5人の女性閣僚を起用したことは、「女性ならではの感性や共感力を十分に発揮しながら仕事をすることを期待したい」と述べました。

また、いわゆる統一教会の問題について、「しっかりとした結論を出すべく、最終の努力を進めていく」と強調しました。そのうえで、教団への解散命令を裁判所に請求をするかについては、「法律に照らして請求を行えるかどうか、しっかり判断した上で、手続きを進めていく」と述べ、宗教法人審議会の意見もふまえ、判断する考えを示しました。