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サミット最終日「気候変動」問題などを議論

2016年5月27日 10:36
サミット最終日「気候変動」問題などを議論

 G7伊勢志摩サミットは27日が最終日。G7の首脳らは27日朝、「気候変動」などについて議論した。

 サミットはまだ続いているが、首脳宣言が採択された。焦点の財政出動については、財政戦略を機動的に実施し、構造政策を果断に進めることに関し、G7が協力して取り組みを強化することの重要性について合意した。

 これに先立ちG7の首脳らは気候変動やエネルギーに関する議論を行い、去年、国連の会議・COP21で採択された新たな温暖化対策の枠組み、「パリ協定」の早期発効に向け、G7としての取り組みや道筋などを確認した。

 安倍首相は、現在アジアやアフリカ諸国の首脳を出迎えての拡大会合に臨んでいる。8年ぶりの日本開催のサミットであることを踏まえ、アジアに対する「質の高いインフラ投資」や、強引な海洋進出を続ける中国を念頭に、南シナ海における国際法の順守などについて議論する見通し。

 議長をつとめる安倍首相は27日午後、会見を行って成果を発表し、サミットは閉幕する。