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舛添知事“辞職”各党候補者選びに着手

2016年6月15日 12:43
舛添知事“辞職”各党候補者選びに着手

 東京都の舛添知事が辞職願を提出したことを受け、舛添知事に自発的な辞職を促してきた自民党はひとまず安どしている。一方、各党は、都知事選挙の候補者選びに着手している。

 自民党は14日夜から15日未明にかけても舛添知事の説得を続けてきた。一時は不信任案の可決を受けて都議会を解散する意向も示していたという舛添知事だが、八方ふさがりの状況を受けて辞職を受け入れた形。

 自民党・菅原一秀衆院議員「混乱をいかに最小限に抑えていくか、参議院選挙への影響も懸念されますけれども、都政の混乱を最小限に抑えることができたということにおいては、我々の説得、都議会の説得、こうしたことは一つの流れになったと思います」

 一方、問題の長期化によって参議院選挙に悪影響が出ることを懸念していた首相官邸も、舛添知事の自発的な辞職に胸をなで下ろしている。安倍首相側近の一人は「これで一段落という感じだ」と語っている。

 しかし、世耕官房副長官は15日朝の会見で、都議会の問題とは距離を置く姿勢を示している。

 世耕官房副長官「この件については、舛添都知事ご自身と自民党・公明党をはじめとする都議会の皆さん双方が、都民の意思を十分に踏まえて、適切に対応されたのではないかと」

 一方、民進党の岡田代表は2014年の都知事選挙で舛添氏を支援した安倍政権の責任を追及する考えを強調した。

 民進党・岡田代表「これだけの混乱、(猪瀬)前知事も含めて続いています。安倍総理、自民党の責任は重いというふうに思います」

 今後の焦点は都知事選の候補者選びに移る。現在のところ自民党の石原経済再生担当相、小池元防衛相、民進党の蓮舫代表代行、長妻代表代行、前大阪市長の橋下徹氏、スポーツ庁の鈴木長官などの名前が挙がっている。自民党はすでに候補者の選定に着手している。