不信任案可決前に…舛添都知事、辞職願提出
政治資金の使い方などを巡る一連の問題で、東京都の舛添知事が15日午前10時、都議会議長宛てに辞職願を提出したことが分かった。
東京都の関係者によると、舛添知事が東京都議会議長宛てに代理人を通して辞職願を提出したことが分かった。最大会派・自民党を含む全ての会派が一致し、不信任決議案を提出したことなどを受けてのものとみられる。今月21日付で正式に辞職する見通し。
舛添知事は、政治と金の問題で辞職した猪瀬直樹前知事の後を受けて、2014年の東京都知事選に「金にクリーンな政治」などを掲げて無所属で立候補して当選したが、自らも2年4か月で辞職に追い込まれることになった。
一方、提出されている不信任決議案については、午前11時半から議会運営委員会の理事会が行われ、取り下げることも視野に各会派で調整を行っている。
舛添知事は自身の進退について、14日まで「リオオリンピックまでの猶予」を求めていたが、15日朝になり急転した。舛添知事が15日に会見を行うかはまだ決まっていないということだが、本会議の中で知事から発言があるとみられる。