参議院選挙の期日前投票が３年前の選挙を上回るペースで行われていることがわかった。

　総務省選挙部によると、公示翌日の２３日から２６日までの４日間で期日前投票を行った人は全国で約１８２万人だった。今回の参院選では公示日が前回より１日前倒しされ、単純比較はできないが、「選挙日の２週間前」時点では期日前投票を行った人は７６．３％増えていて、前回を上回るペースで行われている。都道府県別に見ると、１４の県で前回の２倍を超え、特に石川県は前回の約３．４倍と大幅に増えている。地震の被害を受けた熊本県も２８．０％増えている。

　総務省幹部は「ショッピングセンターや学校などに期日前投票所を置く自治体が増えた効果かもしれない。これに安心せず、引き続き投票を呼び掛けていきたい」と話している。