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小池氏と石原氏、話し合いは平行線に終わる

2016年7月6日 1:37
小池氏と石原氏、話し合いは平行線に終わる

 東京都知事選挙に立候補を表明している自民党の小池元防衛相が5日、自民党東京都連の石原会長と会談し推薦を要請した。石原氏は結論を参議院選挙の後に先送りする考えを示し、話し合いは平行線に終わった。

 会談で石原氏は、まずは参院選に集中すべきだとして結論を選挙後に先送りする考えを示したが、小池氏は参院選後の判断では時間的に難しいと伝えたという。

 「現実的には準備のことなども考えると難しいのではないかということを、私の方から申し上げまして」-小池氏はまた、立候補を断念する可能性について「総合的に考えたいがその確率は少ない」と述べ、自民党の結論を待たず、6日にも最終決断する可能性を示した。

 自民党東京都連は前岩手県知事の増田寛也氏を擁立する方向で動いており、分裂選挙になる可能性もある。

 一方、民進党都連はこれまで名前が挙がっていた増田氏について、自民党が前面に出て応援しているとして反対する意見が相次ぎ、長島昭久衆議院議員を軸に検討することを確認したという。

 東京都知事選にはこれまで、政治団体代表のマック赤坂氏、元大阪市北区長の中川暢三氏、市民団体代表の桜井誠氏、洋画家の河野充喜氏、会社員の河野憲二氏、医師の今尾貞夫氏、元労働相の山口敏夫氏の7人が立候補を表明している。