中国への対応は…きょうからASEM
15日からモンゴル・ウランバートルでASEM(=アジア・ヨーロッパ首脳会議)が始まる。近年、強引な海洋進出を続ける中国への対応も焦点になりそうだ。
全体会合で安倍首相は南シナ海などで強引な海洋進出を続ける中国を念頭に、法の支配の下、平和的に解決していくことの重要性について訴えることにしている。
安倍首相がこのように訴える背景には、南シナ海で中国の主張を否定した仲裁裁判所の判決に中国側が従わない姿勢を示していることなどがある。
また全体会合後にも、ドイツやEU(=ヨーロッパ連合)の首脳と相次いで会談し、南シナ海問題は国際社会共通の懸念だとしてASEMの議長声明でも言及されるよう協力を求める方針。
安倍首相はさらに、中国の李克強首相との会談も模索しており、実現すれば、直接、法の順守を求める考え。
このほか、バングラデシュの人質テロ事件を踏まえ、テロ対策の強化についても話し合う予定。