ASEM出席 安倍首相、テロ対策強化訴え
モンゴルを訪問している安倍首相は15日、ASEM(=アジア・ヨーロッパ会議)に出席し、世界で頻発するテロへの対策強化などを訴えた。
安倍首相は全体会合で発言し、バングラデシュで起きた人質テロ事件も踏まえ、テロを断固非難すると強調した。冒頭、安倍首相はフランス・ニースで起きたトラック突入事件の被害者に対し、哀悼の意を表明した。また、バングラデシュで起きた人質テロ事件も踏まえ、「アジアと欧州が協力してテロと対峙(たいじ)していく明確なメッセージを発出することが重要だ」などと訴えるとともに、テロ行為を非難した。
安倍首相「このようなテロ行為は、いかなる理由であれ、決して許されるものではない。これを断固、非難します」
安倍首相はまた、南シナ海などで強引な海洋進出を続ける中国を念頭に「ルールに基づく国際秩序に対する挑戦が見られる今、我々は法の支配を重視し、力による一方的な現状変更を認めない」などと訴えた。