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日中首脳“南シナ海問題”で意見交わしたか

2016年7月15日 16:48
日中首脳“南シナ海問題”で意見交わしたか

 モンゴルで開催されているASEM(=アジア・ヨーロッパ首脳会議)に出席している安倍首相は、中国の李克強首相と会談した。南シナ海問題の判決をめぐり意見を交わしたものとみられる。

 15日午後に行われた安倍首相と李首相の会談は、約30分間行われた。南シナ海をめぐって中国は、ほぼ全域に主権が及ぶと主張しており、その主張を否定する仲裁裁判所の判決については「受け入れない」と繰り返している。こうした中国の強硬姿勢を念頭に、安倍首相は「判決は法的拘束力があり当事国は従う必要がある」と直接伝え、判決を受け入れるよう求めたものとみられる。

 安倍首相は15日の全体会合の場でも、中国の海洋進出を念頭に「国際秩序への挑戦がみられる今、力による一方的な現状変更を認めない原則を貫くべき」と演説している。