内閣改造めぐり 石破氏、閣内残留を固辞
3日に行われる内閣改造をめぐり安倍首相が石破地方創生担当相に閣内残留を要請したものの、石破氏が固辞していたことが明らかになった。
関係者によると安倍首相は1日夕方、農水相での入閣を打診したが石破氏はこれを固辞したという。石破氏は「ポスト安倍」を目指す立場から閣外に出て安倍政権と距離を置く姿勢を鮮明にする狙いがある。
内閣改造をめぐっては、今後の経済対策を担当する石原経済再生担当相の留任が決まったほか、高市総務相と塩崎厚生労働相、石井国土交通相の留任も決まった。すでに固まっていた菅官房長官、麻生財務相、岸田外相と計7人の閣僚が留任。
このほか、稲田政調会長を重要閣僚で処遇する予定で、松本政調会長代理の入閣も検討されている。
一方、自民党の役員人事では、谷垣幹事長の後任に二階総務会長を充てることになった。二階氏はこれまで自民党の総裁任期の延長を主張するなど安倍首相支持を強く打ち出してきた。
このほか、総務会長には細田幹事長代行、政調会長には茂木選対委員長の起用が内定した。