東京都知事選挙で自民党が推薦する候補が敗北した責任を取り、自民党都連の石原会長や内田幹事長ら執行部が辞任を表明した。

　東京都連メンバーの一人は「都知事選での対応が悪く、負け方がひどすぎた」と石原会長らの辞任はやむを得ないとの認識を示している。

　石原東京都連会長「（Ｑ．辞任を表明されたのが少し遅かったかなと）いや遅くないでしょ、だって自民党の新執行部ができあがっていませんから」

　ある都連メンバーは、選挙期間中、他候補への支援を締めつける文書を出すなど「都連の対応は評判が悪かった」「保守分裂を防ぐことができなかった責任もある」などと話している。

　一方、小池知事は安倍首相との会談の後、自民党の二階幹事長とも会談し、今後は連携していく方針を確認した。

　小池都知事「私の表敬を快く受けていただいているということは、大差をつけての都民の声を自民党本部としても真摯（し）に受け止めておられる証左だと思っています」

　また小池知事は、選挙戦で応援に回った若狭議員らに対する処分について、「寛容にお願いしたい」と要請した。

　会談後、二階幹事長は記者団に対して「もう撃ち方やめだ。小池都政に積極的に協力していきたい」と述べ、除名など厳しい処分はしない考えを示した。