16年間1700億円…NHK建て替え計画
NHKは、東京・渋谷にある放送センターを16年間、1700億円をかけて建てかえる「基本計画」を発表した。
基本計画は、NHK経営委員会の了承を受けて発表されたもので、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの閉幕後に着工し、2036年まで16年かけて3つの建物を順次建てる計画。
ニュースセンターやラジオ部門が入る「情報棟」は、地上9階・地下1階で、放送開始100周年を迎える2025年に運用を開始するとしている。
また、老朽化の進むNHKホールは、補修・補強して建てかえないこととし、全体の建設費用を1700億円に抑えた。
NHKは、受信料収入から建設費用を積み立てており、受信料の値上げなしにまかなえるとしている。
ただ、着工に必要な渋谷区による高さ規制の緩和手続きがとられる前の計画発表は強引な手法と言え、今後、国会などで議論を呼びそうだ。