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12月15日 山口県で日露首脳会談で合意

2016年9月3日 0:04
12月15日 山口県で日露首脳会談で合意

 ロシアを訪問中の安倍首相がプーチン大統領と会談し、今年の12月15日にプーチン大統領を山口県に迎え、首脳会談を行うことで合意した。

 会談は日本時間の2日午後5時すぎから約2時間にわたって行われた。会談を終えた安倍首相は、日本時間の2日夜、記者団の取材に応じた。

 安倍首相「平和条約については2人だけで、かなり突っ込んだ議論を行うことができたと思います。新しいアプローチに基づく交渉を、今後、具体的に進めていく、その道筋が見えてきた、その手応えを強く感じ取ることができた会談だったと思います。70年以上にわたって平和条約が締結をされていないこの異常な状況、この異常な状況を打開をするためには、首脳同士の信頼関係のもとに解決策を見いだしていくしか道はないと思います。そこで、11月に開催されるペルーのAPECにおいて、首脳会談を行う約束をいたしました。その上で、12月15日に山口県にお迎えをして、首脳会談を行う合意をいたしました」

 会談で合意したことについて安倍首相が明らかにしたのは2点。12月15日に安倍首相の地元、山口県で首脳会談を行うこと、そして、これに先立って11月にペルーで行われるAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)の際にも、首脳会談を行うこと。プーチン大統領の来日が実現すれば、2005年11月以来11年ぶりとなる。

 また、北方領土問題を含む平和条約締結交渉についても2人きりで突っ込んだ議論を行ったことを明らかにした。

 安倍首相は、「交渉を具体的に進めていく道筋が見えてきた」と強調したが、北方領土問題のどの点について具体策を話し合ったのかは明らかにしていない。

 さらに、12月のプーチン氏の来日の際には、「ゆっくり静かな雰囲気の中で、交渉を加速させていく」と述べて、今後の交渉の進展に自信をのぞかせた。