“新たなアプローチ”で…日露平和条約交渉
北方領土問題をめぐる日本とロシアの平和条約締結交渉が行われ、先月の安倍首相とロシアのプーチン大統領の会談で一致した「新たなアプローチ」に基づいて、交渉を進めていくことを確認した。
会談の中では、日本の原田政府代表が、「建設的で前向きな交渉を行いたい」と述べたのに対し、ロシアのモルグロフ外務次官も、「両首脳の合意をもとに、建設的な議論を進めると期待する」と応じた。
その上で、先月の日露首脳会談を踏まえて、これまでの日露交渉の発想にとらわれない「新しいアプローチ」で交渉を進めていくことを確認した。
次回の交渉は、9月に予定されている安倍首相のロシア・ウラジオストク訪問の前にも、モスクワで行われる見通し。