安倍首相「極めて厳しい状況に直面」
安倍首相は12日午前、自衛隊の幹部に訓示を行い、日本の安全保障をめぐる状況が極めて厳しいと述べた上で国民の命と平和な暮らしを守ると強調した。
「北朝鮮がわずか9か月の間に2度にわたって核実験を強行しました。断じて容認できません」-安倍首相はまた、北朝鮮が先月・今月と立て続けに日本の排他的経済水域内に弾道ミサイルを発射したことについて「前例のない事態だ」と危機感をあらわにした。
安倍首相はさらに中国を念頭に、軍艦による領海侵入などに触れた上で、「極めて厳しい状況に我が国は直面している。その強い危機感を私は諸君と共有している」「日本の領土・領海・領空を守り抜く。国民の命と平和な暮らしは断固として守り抜いていく決意だ」と述べた。