スクランブル594回 上半期では過去最多
今年4月から9月末までの航空自衛隊による緊急発進(=スクランブル)の回数は594回となり、同時期として過去最多となった。うち、中国機に対する発進は去年から大幅に増加し、407回となった。
防衛省によると、今年度上半期の緊急発進回数は594回で、去年同期比で251回増えて過去最多となった。領空侵犯はなかった。
国別では中国機に対する発進が407回と、去年の同時期から176回増え、国別の回数を公表し始めた2001年度以降、最多となった。
防衛省は「中国が太平洋などで軍事訓練を活発化しているため」と分析し、引き続き緊張感を持って警戒・監視にあたる考えを示している。
一方、ロシア機に対する発進も去年の同時期から72回増え、過去2番目に多い180回となった。