政府は３１日、日本を訪れた外国人旅行者の数が初めて年間２０００万人を超えたことを明らかにした。

　菅官房長官「観光は地方創生の切り札、我が国の成長戦略の柱と位置づけて、ビザ緩和さらには消費税免税制度の拡充などこれまでに大胆な政策を矢継ぎ早に行ってきました。そうした勢いが本年に入っても衰えることなく成果として現れたと思っています」

　政府は、訪日外国人旅行者数を２０２０年に４０００万人にするという目標を掲げている。菅官房長官は今後も戦略的なビザ緩和や、古民家を活用した魅力ある街づくりを進めることで、「勢いを継続してさらに前に進めていきたい」と述べた。

　一方で、宿泊施設の不足などの課題については「政府として支援を行い、状況を整えていきたい」と強調した。