「天皇退位」専門家から2回目のヒアリング
天皇陛下の「退位」について話し合う有識者会議は、7日に続いて2回目となる専門家へのヒアリングを行っている。
14日はジャーナリストの岩井克己氏や渡部昇一・上智大名誉教授ら6人の専門家から意見を聞いている。
岩井克己氏「生前の譲位ということについては、やはり容認すべき選択肢を設けるべき。特別法という形ではなくて、皇室典範の本法を改正すべき」
岩井氏は退位に肯定的だったが、認める場合には皇室典範を改正すべきとの考えを示した。
一方、渡部氏は「皇太子殿下が摂政になれば何の心配もない」などとして、退位自体に否定的な考えを示した。
専門家へのヒアリングは現在も続いており、この後、昭和天皇が亡くなられた際に内閣官房副長官を務めていた石原信雄氏やジャーナリストの桜井よしこ氏らからも意見を聞く予定。
有識者会議は今月30日に3回目のヒアリングを行った上で、来月にも論点を整理することにしている。