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衆院・憲法審査会 安保関連法で与野党議論

2016年11月24日 13:27
衆院・憲法審査会 安保関連法で与野党議論

 衆議院の憲法審査会は24日、今の国会で2回目の議論を行った。去年成立した安全保障関連法について、野党側が憲法違反だと批判したのに対し、与党側は憲法が認める枠内だと反論した。

 共産党・大平喜信議員「安倍政権が憲法を乗り越える恣意(しい)的な解釈によって集団的自衛権の行使を認めたことこそ、立憲主義に反するものだと指摘しなければなりません」

 自民党・中谷元議員「平和安全法制の定める限定的な自衛の措置は、急迫不正の事態に対応するためにやむを得ない措置であり、現行憲法の枠内のものでございます」

 自民党の中谷議員の発言に対して、民進党の辻元議員は安保関連法は憲法違反だと改めて指摘した上で、法律を成立させた自民党には憲法改正を議論する資格がないと批判した。

 また、公明党の遠山議員は安保関連法について「国民の生命や権利などを守るという観点から制定されたもので、立憲主義を具現化したものだ」と述べ憲法違反ではないと主張した。