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「カジノ解禁法案」 民進党は反対を決定

2016年12月6日 20:50
「カジノ解禁法案」 民進党は反対を決定

 衆議院を通過した「カジノ解禁法案」だが、参議院では7日午前の本会議で審議入りすることが決まった。参議院での審議入りを控え、民進党は、6日夕方、党としてカジノ解禁法案に反対することを決めた。

 「カジノ解禁法案」への対応について話し合う民進党の会議では、出席議員からギャンブル依存症への対策が不十分でありカジノの経済効果も明らかになっていない、などの指摘が相次いだ。また、衆議院での審議についても「自民党による強引な運営で審議が尽くされていない」などと批判する声が上がり、会議では党として法案に反対することを決めた。

 カジノ解禁法案への対応を巡り民進党内からは、衆議院での審議の段階で賛成、反対の態度決定を先送りしたことに不満の声が上がっていた。参議院での審議が7日から始まることを受け、党執行部は意見集約を急いだ形。